活動記録其の46・牧田川編part−3
文:アビルマン隊員
2002年6月15日
サタデーナイトフィーバー部・活動第2回
〜元祖癒し系・牧田川でまったり&BBQ&ボディラフティング!?〜
今年、チーム鮫に新たに誕生したユニット”サタデーナイトフィーバー部”。日曜に活動の多い“鮫”において土曜の方が都合の良い者で結成され、ガンガン活動する予定であったが毎週毎週、日曜に精力的に活動している今年は”土曜まで漕げるか!”ということになってしまいなかなか活動できずにいた。。(ただ単に言い出しっぺの僕が日曜が休めるようになったからでもある。)

 そんなこんなですっかりそんなユニットを作ったことも忘れて、北山川の瀞峡でまったり癒されて帰ってきた僕に隊長から”サタデーナイトフィーバー部始動!”のメールが飛び込んできた。こりゃまるで沈○隊の召集令状みたいだな〜と僕は思った。
 そこには僕の誘いで(?)今年、入隊したクリ坊隊員の就職内定お祝い&ゲストさん体験ツアーの内容が記されていた。
 しかも、その川は癒し系”牧田川”。おいおい〜、僕はもう2回も行ってるぞ〜と思いながらも、その翌日に予定されている撃沈必死バトル&鵞流峡パスタin天竜川に参加できないため、二つ返事でOKしてしまった。

 今回就職内定のためお祝いされる側のクリ坊隊員、就職で神奈川へ行くため“鮫”を離隊した岡本旧隊員や“金魚”ことマリちゃんゲスト隊員と僕は、もともと大学時代のサークル(?)活動以来の仲間である。そこでこの旧サークルメンバー(その他2名含む)も呼ぶことにして連絡を回してみた。
 しかし、やはりというか神奈川で働く岡本旧隊員は不参加。その他の2名も仕事で東京に行ってしまっていたり、忙しすぎて
肌が荒れているため(?)不参加となり結局、マリちゃんゲスト隊員とクリ坊隊員、僕という“鮫”メンバーのみとなる。今回はこれに隊長とその友人ゲストカップル隊員の計6人での牧田川ツーリング&BBQということで決定した。
 しかも給食当番は勝手に僕になっていた。。。

 さて、前日の天気予報によると当日は雨で、明け方には晴れるとのこと。隊長と打ち合わせのメールをしている頃、僕の自宅付近は局所的な雨で、目の前にある八田川はすごい勢いで増水していた。しかし、隊長宅付近は晴れているとのこと。同じ愛知県内でも北と南でこんなに変わるものだなと思っていたら、すぐに天気がシフトしたらしく向こうは雨でこちらは晴れに。
 牧田川の水量が気になるので「ヤン坊マー坊天気予報」のHPで牧田川付近の天気をチェックするが、晴れていた。。。少しくらいは降ったほうが水量増えていいのにな〜と思ったが、水質が下がるのもいただけないので良しとしましょう。

 そして、当日。僕は買い出しのためにみんなより早起きして近所の問屋系スーパーに。
 6人分ということで、肉と野菜をたっぷり買い込んでそのまま集合場所である木曽三川公園へ向かった。
 で、現地に時間通りに到着。クリ坊と隊長、マリちゃんゲスト隊員はすでに到着済み。ゲスト二人はまだ来てないようだ。僕は木炭を購入していなかったため一人で先にアウトポイントへ向かい、途中の養老辺りで木炭をゲットしに行く。
 ホームセンターの向かいのスーパーで隊長の要望のピーマンを買い、木炭もゲットした僕が車を出そうとすると隊長からメールが。
(ゲスト二人、ドタキャン)
 連絡がつかないとのこと。おいおい〜〜〜、どんな友人じゃ〜と思いながら隊長の周りには“鮫”隊員でもないのに鮫時間な人が多いので、納得することにした。(←最近、自分も段々慣れてきたような気がするのは気のせい?)

 そんなことで結局4人となってしまったが、第二回サタデーナイトフィーバー部in牧田川スタート! 今回はマリちゃんゲスト隊員もクリ坊隊員からスキップジャックを借りて一人乗りに挑戦。クリ坊隊員は安定感には定評のある(?)LOGOS 280。隊長はシャーク2号ことGUMOTEX・ジュニア。僕はもちろん激烈最強号ことGUMOTEX・サファリである。

 
 今回は途中で昼食ではなく、アウトポイントまで下ってきてその場でBBQの予定だ。
 前回の雨の牧田川では25分という最短時間で下ったが、今回は水量が少なくマリちゃんゲスト隊員もいることなのでゆっくり漕ぐ。初めて一人乗りに挑戦するマリちゃんは、やはりぎこちない動きをしている。揖斐川で隊長のフネの前に乗って漕いだのとは勝手が違うせいか、ジッと
固まって流されているだけのように見えた。しかし、今日の牧田川は水量がかなり少ないため、漕がないでいると岩に引っかかったり浅瀬に乗り上げてしまう。
 漕ぎ方を教えながら艇の先端を前に向けるように指導する隊長。なんとなく漕ごうとしてがんばっているが、なかなかまっすぐには漕げないようだ。僕の時もこんな感じだったな〜と半年も経っていないのに懐かしい気がする。あの時は川辺に
まだ雪があったことを考えると、この暑いくらいの天気がウソのようだ。(っていうか雪がある日に漕ぐなっていうの!)
 やはりあの時の僕は隊長に騙されていたのだ。普通の人はあんな時期に漕がないらしい?!
 で、マリちゃんも実はその騙された一人で、揖斐川(※2002年の活動記録参照)に行く前週に僕が隊長と大須で買い物に行った際、マリちゃんママと買い物をしていたマリちゃんはそのまま僕達と合流し、
「やっぱ沈しても渇きのいいナイロン100%ウェアだよね〜」
と言う
死の商人こと隊長のささやきによって、僕達と一緒にサッカーシャツを購入させられていたのだ(←マリちゃんのみ長袖)。
 さらに、近くのディスカウントショップでもウォーターシューズをお買い上げ〜。隊長の死の商人ぶり発揮である。僕もその際にそそのかされて渋い鯉柄のアロハを購入してしまったのは言うまでも無い。しかし、隊長自身も逆に僕にそそのかされてウォーターシューズを購入し、砂が入ることを悔やんでいることも付け加えておこう(←どっちが死の商人やねん! by隊長)。

 そんなエピソードを思い出しつつ、癒し系牧田川をゆっくり下る我々。今日は本当に水量が少なく隊長のシャーク2号ですら引っかかってしまっている。僕も岩が見えにくい川に慣れたとはいえ、やっぱり浅すぎるためサファリの腹を擦ってしまう。ここではクリ坊隊員のLOGOS 280くらいの浮力のある艇でないとキツイようだ。
 しかし0.5級もないような瀬でも楽しい! これこそ“鮫”のお気楽リバーツーリングなのだ。水質も今日はかなりイイ。そして絶好のカヌー日和だし。
 牧田川は釣り人も他のカヌーの人もおらず、せいぜいBBQをやりに来た家族連れとカップルくらいしかいない(なぜかラテン系の外国人カップルがイチャイチャしてた)。

 
 1時間くらいでゴールに到着。時間もあるので艇を乾かしながらBBQの準備をする。先週の北山川で
火おこしにダブルアクションポンプを使うことを学んだ僕は早速、ポンプで火に勢いをつける。買い込んだ食材は6人分と多めだが
「残った肉は私が食う!」
と、とても純金で某大手広告代理店の社長秘書とは思えないマリちゃんからの発言もあり、ソーセージ以外のほとんどを食い尽くし、いつもの
「もう食えねぇ〜」
というセリフが出るまでにそう時間はかからなかった。

 その後、我々はまったり川を眺めていたが、隊長の
「泳ぐか?」
の一言でPFDを装着してのボディラフティング大会が開催されたのであった(といってもほとんど静水の20mくらいの間)。PFDの浮力のおかげでぽけぇ〜と浮かんでいる我々。とろとろ流されてはまた上流まで歩いて流されるのを繰り返す。
 こんな単純なことが
こんなに楽しいとは! これも癒し系の清流・牧田川だからできることで、間違っても矢作古川とかではやれないな〜〜(←当たり前)。

 最初は見ているだけだったマリちゃんも服を脱ぎ捨て水着に〜〜。
うひょひょ(←アホ)。一緒にトロトロ流されて至福の時を過ごしたのでありました。

今回の教訓: 牧田川は数少ない近場のダッキー天国である。この自然をいつまでも残していけるといいな☆